不眠症・花粉症でお悩みの方
不眠症について
不眠症とは夜中の寝付きが悪かったり、朝必要以上に早く起きてしまったり、眠りが浅いことによって、日中に注意力が散漫になったり、突然眠気に襲われる等の体調不良を起こしてしまう状態を指します。
日本人では成人の約20%が不眠の症状で悩んでいるとされています。
不眠の原因
不眠の原因を東洋医学的に分析すると、平衡感覚や自律神経の不調が原因として挙げられます。平衡感覚がうまく働かないことによって寝転んでいる状態でも、脳が立っている状態と判断して眠れなくなってしまいます。
自律神経の不調によって、交感神経と副交感神経がうまく働かなくなり睡眠をとるべき夜の時間帯に興奮状態になることによって眠れなくなることがあります。
不眠症の治療
病院などでの治療になると、睡眠薬を飲んだり、精神安定剤を飲んだりと大変なイメージがあり、副作用や治療をやめた途端に眠れなくなることなどが懸念されます。
鍼や灸を使った治療であれば、薬に頼って無理やり眠らせるのではなく、体内の不調を整えて眠れる身体に近づけるため、根本的な改善が可能です。
花粉症について
花粉症とはアレルギー疾患の一つで、花粉が抗原になって起こるものです。
症状は鼻水(鼻づまり)・くしゃみ・喉の痛み・目のかゆみ(痛み)などが主なものとして挙げられます。抗原になるのはスギ花粉が一番多く、他にもヒノキ・けやき・ブタクサ・よもぎなどがあります。
花粉症のメカニズム
抗原が口や花から侵入した際の粘膜に付着すると体内に入ってしまいIgE抗体ができてしまいます。これが抗原を排除するための働き(鼻水・くしゃみ)などを引き起こしてしまいます。通常であればIgE抗体は多く生成されませんが、不規則な生活や免疫のバランスが崩れている時に生成に歯止めが効かなくなってしまい花粉症になります。
花粉症の治療のタイミング
治療のタイミングは抗原になる花粉が飛び始める4週前がベストです。
前もって体内の免疫のバランスを整えることによって、IgE抗体の過剰な生成を抑制することによってかなりの症状が軽減できます。
ただし、間に合わなかったとしても治療の効果が出ないわけではありません。鼻水・くしゃみ等の症状に合わせたツボを刺激することで消失・軽減を期待できます。