産前産後・小児鍼灸治療
不妊症施術について
現在、妊娠を望んでいる夫婦の7組に1組が不妊と言われています。
晩婚化による晩産化が主な原因と言われており、今後ますます不妊症は増加していくとされています。不妊の理由が検査などでわかれば治療をすることで解決できますが、しかし「何も異常がない」と言われるケースも多く、悩まれている方も多いのが現状です。
- こんなお悩みありませんか
- □薬の副作用が気になる
- □元気がなく疲れやすい
- □生理痛が重い
- □知人が妊娠するたびに焦ってしまう
人間の身体は、神経系や内分泌系の仕組みが非常に複雑にできており、少しのことがきっかけで、簡単にバランスを崩してしまいます。
バランスが崩れると、妊娠に必要な中枢神経系とホルモンなどがうまく働かなくなったり分泌されなくなることによって妊娠しにくくなってしまいます。
鍼灸治療はその人の身体に合わせて、適切な経穴(ツボ)を刺激することによって、体内のバランスを整え妊娠しやすい身体に近づけていきます。
逆子について
逆子とは子宮の中で赤ちゃんの頭が上、足が下になってしまっている状態を指します。
自然に治ることもありますが、治らなかった場合は、自然分娩ではリスクが高くなるので帝王切開を行うことが多くなってしまいます。
逆子の原因
明確な原因があるときもありますが、殆どは原因不明です。冷え性による子宮の緊張や食生活なども関係していると言われています。自身でも気をつけられる部分があるので是非一度見直してみて下さい。
鍼灸治療の効果
逆子の治療は民間療法を含めると無数に方法はありますが、東洋医学の鍼灸による治療は特に効果が出やすいとされており、矯正率は約90%と言われております。
母体や胎児に対して不具合が起きることが少ないので非常におすすめです。
東洋医学では逆子の原因になりえる「冷え」に対して効果を上げやすく、冷えを解消することによって、お腹の中も温めることができ赤ちゃんの回転をうながすことができます。
逆子治療の時期(期間)
逆子治療を行える時期は妊娠28週目以降になります。しかし、34週目を過ぎてしまうと赤ちゃんが回転する空間が少なくなってくるため治療の効果が出にくくなってしまいます。早めの治療を心がけて下さい。
逆子や母体の状態によって変わりますが、だいたい2~3回の治療で改善することが多いです。
小児鍼について
小児鍼は主に乳幼児から小学校低学年までの子供に対しての鍼治療のことを指します。
効果は幅広いですが、特に夜泣き(カンムシ)、便秘などには効果が出やすいです。
小児鍼と聞くと「子供がかわいそう」そう思う親御さんが非常に多いですが、小児鍼は一般的な鍼治療と違って鍼を身体に刺すことはなく、特殊な鍼を使用し身体を撫でるような形で治療を行います。
小児鍼の適応症
カンムシ・夜泣き・不眠・おねしょ・食欲減退・下痢・便秘・アトピー性皮膚炎・花粉症・喘息・集中力がない・神経質・風邪など幅広く対応しています。
しかし、治療の目的はあくまで心身の調和を図ることで、身体本来の免疫力を高めることが目的になりますので、上記はあくまで参考程度に考えて下さい。
小児鍼の治療時間と治療頻度
治療の時間は乳児であれば2分程度、幼児で4分程度、小学生は5分程度で終了します。
症状にもよりますが、頻度は週に2回程度の治療から始め、治療が進むに連れて週1回、10日に1回というような形で間隔を開けていきます。
大人の治療でも同じですが、目立った症状がなくなっても完治したとは限りません。
そのため症状がなくても月に1回程度で定期的に治療を受けることをおすすめしています。