こんにちは!
鍼灸師の前川です!!
今朝の勉強会は患者さんが持ってこられたMRIを見ながらカンファレンスを行いました。
実際僕たちがMRIの画像を撮ることはできないので提携先の整形外科に御協力頂き、
こうして持ってきて頂けると、普段診られないところまで診れるのでとても参考になります!
画像を見ると腰椎椎間板ヘルニアの疑い。
しかしこの患者さんは画像のヘルニアの所見がないのです。。。
どういうことかというと、傷んでいる所と痛みが出ている部分が違います。
ヘルニアと聞くと坐骨神経痛をイメージされる方が多いかと思います。
確かにこの患者さんも神経痛が出ていますしヘルニアの疑いがあります。
しかし、実際にヘルニアがあっても無症状の方はたくさんいます。
現在成人の3人に1人がヘルニアの疑いがあると言われています。
しかし3人に1人に神経痛があるわけではなく、必ずしもヘルニア=神経痛、逆に神経痛=ヘルニアでもないのです。現にこの患者さんも神経痛の原因は全く別のところでした。ただ、MRI画像からわかるように、腰椎椎間板に負担がかかっていて、将来ヘルニアからの神経痛などの症状が出る可能性があるのも事実なので、今ある症状を治療するのはもちろんのこと、将来ヘルニアが発症しない為の予防も運動や鍼灸を通して頑張っていきたいです!!